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<<   作成日時 : 2016/11/25 12:20   >>

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奇病とまでは言わないが、100万人に3人の病気に取りつかれ、この病気が判明するきっかけとなった10月29日(土)のクリニックでのMRI検査。


次に当該クリニック院長の後輩でもあり僕の高校時代の同級生の脳神経外科医A君に院長が画像を送付、A氏の意見を聞いたところ過去に二例同じ症例が有るとのことで

11月2日(水)にA君のクリニックを訪れ、更に詳しくMRI検査実施。


「硬膜動静脈瘻」に間違いないとの診断のもとに、A君の元同僚で現在H大教授でありカテーテル手術の権威であるK先生のおられるH大系列病院を紹介される。


翌週7日(月)に病院受診し、MRI検査実施。


結果血管造影検査を実施し治療計画を作成すると10日(木)に入院決定。


10日入院 その後血管造影やCT検査実施


17日(金)カテーテル手術実施


当初計画ではカテーテル手術でシャント部分(動脈から静脈に流れ込んでいる箇所)の出血量を減らしそのまま開頭手術という段取りであったが、K教授を中心とする手術チームで検討の結果、カテーテル手術だけで経過を観察するという術式に決定。

朝9時から14時までと言う長い手術であった。

僕は単純に動脈が静脈に癒着して穴が開いてシャントしていると単純に考えており、一か所にコイルを使用して塞栓してしまうのだろうと考えていた。



しかし実際には、あちらこちらから動脈から静脈に流れ込んでいる状態で、画像を見てもまるで星雲のように小さな血管に動脈から血液が流れ込んでいるのが解った。


すべてのシャント部分をふさいでゆくことは相当困難であり、また流入を防げたとしても、再発率が高い病気であるということから、コイル以外にも溶岩のようにドロドロした液体を入れ固まらせて塞栓する方法と、アロンアルファのような接着剤で塞栓する方法の三種を使用しての塞栓術だった。

僕は術前に画像を見ながらかなり詳しく聞いてはいたのだが、術後の説明ですべての方法を使ったというのを聞き、

「フルサービスだったんですねえ」

とDrに言うと失笑された(~_~;)


開頭することなく放射線を当てて画面を見ながら鼠蹊部かの動脈からカテーテルを脳まで入れ、細くなってゆく動脈の先の方のシャント部分手前でそのような作業を行うのだ。


いきなり開頭手術を行う病院もあるらしく、その場合4リトルほど出血するらしい。

チームの40歳前後のDrは、自身の経験だと最高5リットル出血した手術経験が有るらしい。

そうなると完全に自分の体の血液が好感されるに等しい。

今回はそのような体に負担の大きい手術を避けるためにカテーテルのみの手術となったのだった。

見事に手術は成功。翌日のCT,MRI検査ともに結果は良好。

今後は12月半ばにMRI検査実施。

異常がなければ来年3月末に二泊三日の検査入院。

と再発の可能性を考えて定期的な検査を行って行くことになる。


なによりうれしかったのは、血管造影検査を終えた時点で主治医から、結構重篤ですが得意分野である当病院を受診されたのは良かったですね、と言われた時だ。

カテーテル治療の権威である教授以下主治医ともうおひとりの担当医などすべての医師たちがとてもプライドが高く、複座何時で面倒くさい僕のこの疾患をどうしても首尾よく治療するのだという意欲・モチベーションが高くなっているというのが肌で感じられたのだ。

だからこのオペチームに対し、術中に出血など不慮の事態も考えられるし、何らかの薬剤に対するアレルギー反応など様々なリスクが有るわけで仮に首尾よく運ばず死亡や障害が残ったとしても、一切文句は言わないと完全に彼らを信頼した。


(勿論もしものことが有っても良いように仕事の引き継ぎも入院中に外出し仕事場で行ってはいたが。)



そして多くの友人や知人のとのご縁で最高の治療を行える環境に巡り合ったことに感謝し

手術の直前まで一切の不安も無く、覚悟ができており心は澄み切って穏やかなままであった。




以上簡単な経過報告でした。




僕は癌検診(PET)は毎年のように行っていて、MRIも数年に一度は行っていたんです。

今回3年ぶりにMRIを撮って、異常が見つかったわけですが、通常仕事関係や友人知人に医療関係者がいないとMRI検査など普通は思いつきませんよね。

今回たまたま僕は自覚症状が無く発見が遅れていれば深刻な事態になるところでしたが、通常は耳鳴りやづ痛、めまいなどの自覚症状が有るものなのです。


身近に起った一例をご紹介します。

一人暮らしだった家内の兄は、仕事を引退していたことも有り死後3週間ほどしての発見となりました。


後になって死の直前まで彼はめまいを軽減するお薬と手先のしびれを改善(血流促進)するビタミンB12を服用していたことが解りました。


近所の胃腸科クリニックにかかっていたようですが、通常はめまいとしびれが有ると脳梗塞を疑うのが普通なのです。

また義兄がお薬を貰っていた調剤薬局の薬剤師もなんら気づいていなかったようです。

両者とも何の疑問も覚えず、単に対症療法の薬を出すといういい加減さでした。

専門外といえ常識的な事すらわからない胃腸科医と、かかりつけ薬局としての機能を果たしていない調剤薬局の薬剤師にはほんとうに怒りを覚えました。



みなさん。脳の異常にはほとんどの場合何らかの症状が現れます。

確かにMRI検査は7.8千円の費用は掛かります。

それでもここ30年間で四分の一程度の価格になりしかも精度は何十倍にも進化しています。

MRI検査は、痛くもかゆくもなくただ少々うるさいだけ。

どうか少しでも異常を感じたら、MRI設備を持つ脳神経外科を受診してください。

参考動画
https://www.youtube.com/watch?v=8af7FIhGqWE





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
お帰り〜。え、もう退院できたの?
開頭手術じゃなくて、そんな複雑なことをするなんて、すごいですね。
というか、復帰したとたんこんなに難しい複雑な話をすらすら書くなんて、手術で賢くなったんじゃないですか?!
ともあれ、無事生還おめでとうございます!!
かかし
2016/11/25 19:16
かかしさん、ありがとうございます。
健康な若い方はこんな病気話なんて、ちっとも面白くないでしょうし。ましてコンだけダラダラ書かれたもの読む気にもなれないだろうということは重々承知しています。

でもある程度の年齢になると、常々健康に留意をしている人でも、どうしても避けられない疾患に冒されることも有り得る事を知っていただきたかったのです。

おかげで手術は成功しなんら後遺症も出ないという、とっても幸運な結果となりました。

だからと言って特別人生観が変わった、というわけでは有りませんが、日々無事に過ごせる事を幸せに思いながら暮らして行きたいと思っています。
とんぼ
2016/11/26 06:01
本当に良かったね。
また英気を養って遊んでくらはい!
ドラ大
2016/11/27 07:09
とんぼさんおかえりなさい。
かかしさんのコメントが面白い〜お茶噴きました。

ほんと、とんぼさん更に頭が良くなっていませんか?

自覚症状がないというところが怖いですね。しかしその分野のスペシャリストにたどり着いたというのも運がいいです。
私の難病も二年ほど町医者にかかっていましたが、検査もせずただひたすら漢方薬を出すのみ。二年後に自分で他の病院を訪れたところ検査→即難病の診断。そこで言われたのが「あと1年早く来てくれたら、難病にまでならなかったのに」と。今でもあの町医者には恨みがあります。

当分は無理せずのんびりとしてください。
にいな
2016/11/27 18:21
ちょっと訪れていない間に、とんぼさん大変な手術をされていたのですね。幸い手術も成功して後遺症もないとのことで良かったです。
私の父は脳内出血で倒れ右半身麻痺と失語症になり12年の介護をし最後は自宅で看取りました。
前兆があったに違いないのに気付けなかった事を悔やみます。

とんぼさん本当に良かったですね。
きなこ
2016/11/27 22:24
にいなさん、きなこさん。有難うございます。後遺症は無いのですが、今手術をした側に近い首筋や顔の一部に発心ができており、かゆいです。もしかしたら恐れていた金属アレルギーかもしれません。だからといって留置しているコイルを取り除くことはできないので、抗ヒスタミン剤を服用し続けることになるかもしれません。アレルギーは実に厄介な病気ですので、続くようであれば漢方薬の服用も考えないといけないかと思っています。西洋医学ではどうしても対症療法になりますので。当面抗ヒスタミン薬の服用と腸内環境を整える乳酸菌製剤を服用しようと思っています。この乳酸菌製剤はベリラクトといい、友人の胃腸科医が開発したサプリメントで、実際私の家内の花粉症や、孫娘のアトピーがかなり改善したのです。ただ少々高いのが難点ですが。
とんぼ
2016/11/28 09:45

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